モートン病

モートン病は、海外では中足骨骨頭痛の一種と捉えられているところもあります。しかし、一般的な中足骨骨頭痛と違い、足指の間の神経(趾間神経)が圧迫されること(絞扼性障害)により、その部分が肥大化し(神経腫/癌化しない良性腫瘍)、ピリピリと深部に灼けつくような痛みやしびれ、感覚低下などが症状としてあらわれます。

個人差はありますが、第3-4足趾間(第3趾と4趾の向かい合う側)のしびれ、疼痛、灼熱痛などの多彩な神経症状が出現します。前足部足底の小さな有痛性の腫瘤を主訴に来院することもあります。障害部位は、第2-3、4-5足趾間のこともあります。

また、痛みは強いことも少なくなく、時には、下腿まで及ぶことがあります。

 

原因

槌趾変形がある場合や中腰の作業、ハイヒールの常用などで趾の付け根の関節(MP関節:中足趾節関節)でつま先立ちをすることによって、足趾に行く神経が中足骨間を連結する靱帯(深横中足靱帯)のすぐ足底部を通過するため、この靱帯と地面の間で圧迫されて生じる神経障害です。

圧迫部の近位には仮性神経腫といわれる有痛性の神経腫が形成されます。中年以降の女性に多く発症します。

 

直接的な原因

・横幅の窮屈な靴を履いている。

  • ハイヒールなど、指を背屈させるような靴を常用している。
  • 開張足・外反偏平足による前足部変(負荷の増大)。

 

なぜ第3-4足趾間に多いのか

① [解剖学的特徴]

外側足底神経と内側足底神経が分岐するため、他の神経に比べ圧迫されやすい。

 

② [機能解剖学的特徴]

足の骨格構造が2階建て構造をしており、1階部分(踵骨-立方骨-4〜5MP)と2階部分(距骨-舟状骨-楔状骨-1〜3MP)のちょうど間にあるために、歩行時の荷重や外反偏平足等の影響を受けやすい。

 

アーチが崩れると痛みと起こりやすい

そもそも横アーチが崩れると、足の幅が広くなりますが、いつも履いている靴の幅は、買い替えない限り広がりません。その結果、今まで履いていた靴でも当然横幅がきつくなり、モートン病を引き起こします。

また、ハイヒールの場合は、健常者であっても、足指が背屈し、前足部へ荷重の負担が移行することで、横アーチが「崩れる→元に戻る」を歩行のたびに繰り返すことになります。その結果、開張足や外反偏平足でない人でも、モートン病にかかる可能性が生じます。。

 

診断

 

障害神経の足趾間に感覚障害があり、中足骨頭間足底に腫瘤と同部のティネルサイン(神経傷害部をたたくとその支配領域に疼痛が放散する)があれば診断は確定できます。また、足趾を背屈するか、つま先立ちさせる痛みが強くなります。

 

 

モートン病を自分でチェック

① 前足部を横から絞り込むことで、痛みの有無を確認。痛みがあれば、神経腫の有無にかかわらず、モートン病が疑われます。

➁次に、①の状態で、患部の骨と骨の間にクリック感(しこりや異物感)があれば、神経腫の存在も疑われます。

※これだけでは確定的な判断はできませんが、病院へ行った際、これらの症状をお医者様に伝えてみましょう。

MRIをとるなど診断がスムーズに進むこともありますので、参考にしてください。

 

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