首からくる腕の神経痛とは?東洋医学で考える原因と対策

「腕がしびれる」「肩から指先にかけてジンジンと痛む」――そんな症状を感じたことはありませんか?それは「首からくる神経痛(頚椎由来の上肢神経痛)」かもしれません。特に長時間のスマホやパソコン作業、猫背の姿勢が続いている現代人に多く見られる症状です。

神経の通り道である頚椎(首の骨)がゆがんだり、筋肉が緊張したりすると、神経が圧迫されて首から肩、腕、手先へと痛みやしびれが広がります。

東洋医学ではどう見るか?

東洋医学ではこのような症状を、単に「神経痛」とは見ず、身体の気血の巡りの滞りや、冷え、ストレス、体質など多角的な視点で捉えます。

📌「経絡(けいらく)」の流れに問題あり

腕にしびれや痛みが出る場合、東洋医学では「手の陽明大腸経」「手の太陰肺経」「手の少陽三焦経」「手の厥陰心包経」など、腕を通る経絡の流れに滞りがあると考えます。

例えば、首や肩のコリによって経絡の流れが遮断されると、気血(きけつ)の流れがスムーズにいかなくなり、しびれや痛みとなって現れるのです。

📌「気血両虚」や「肝血虚」によるしびれ

慢性的なしびれやだるさは、体質的な「気血不足」から来ていることも。特に血の不足(血虚)は、筋肉や神経への栄養が行き届かず、感覚が鈍くなったりしびれたりする原因になります。

また、ストレスや怒りによって「肝(かん)」の働きが乱れると、肝が司る筋や神経に影響が出やすく、「肝血虚」→「筋肉の栄養不足」→「しびれ・痛み」という流れに。

📌「風寒湿邪(ふうかんしつじゃ)」の影響も

東洋医学では「気候の変化」も重要視します。特に梅雨時期や寒い季節には「風寒湿(ふうかんしつ)」といった外邪が身体に侵入し、経絡の流れを滞らせます。これにより関節や筋肉に痛み・しびれが起こることがあります。いわゆる「冷えると悪化する」「天気が悪い日に痛む」などが該当します。

東洋医学的なアプローチ

🌀 鍼灸治療

鍼灸では、頚部や肩甲間部、腕の経絡に沿ってツボを選び、気血の巡りを整えます。特に「肩井(けんせい)」「曲池(きょくち)」「合谷(ごうこく)」などはよく使われます。また、首や背中の緊張を和らげることで神経圧迫を減らすことができます。

🌀 漢方薬

体質に応じて「補血薬(ほけつやく)」「活血薬(かっけつやく)」などが用いられることもあります。例えば、血虚が強ければ「四物湯(しもつとう)」、ストレスが強ければ「加味逍遥散(かみしょうようさん)」などが検討されます。

🌀 生活習慣の見直し

・長時間のデスクワークは1時間に1回は休憩を

・枕の高さを見直して、首に負担をかけないように

・身体を冷やさないよう、特に首・肩まわりはしっかり温める

まとめ

「首からくる腕の神経痛」は、放っておくと慢性化し、日常生活にも支障をきたす可能性があります。西洋医学的には神経の圧迫や頚椎の異常が原因とされますが、東洋医学では「気血の滞り」や「体質の乱れ」「外邪の侵入」なども重要な要因と考えます。

鍼灸や漢方、生活習慣の見直しなど、東洋医学的な視点を取り入れることで、より根本的な改善が期待できます。

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