朝、何気なくズボンを履こうとした瞬間――「あっ、痛っ!」と腰に走る鋭い痛み。
このような経験、ありませんか?
実はこの“ズボンを履くときの腰痛”は、ただの「疲れ」や「年のせい」で片付けられないサインかもしれません。
日常の動作の中で痛みを感じるようになったら、それは身体からのSOSです。
◆ズボンを履く動作とは?
ズボンを履くという動作は、片足立ちでバランスを取りながら前屈みになるため、思っている以上に腰に負担がかかっています。
特に「前屈+ねじり+片足立ち」という複合的な動きになるため、腰椎や仙腸関節、股関節まわりに問題があると痛みが出やすくなります。
◆考えられる原因
① 腰椎や椎間板の問題(ぎっくり腰やヘルニアなど)
急性の腰痛(いわゆるぎっくり腰)の初期には、このような日常動作で痛みが誘発されやすくなります。椎間板にかかる圧力が増えることで神経を刺激し、痛みとして現れます。
② 仙腸関節の機能障害
骨盤と背骨をつなぐ“仙腸関節”がズレたり硬くなったりすると、前かがみや片足に体重をかける動作で強く痛みを感じます。
③ 筋肉のアンバランスや筋膜の癒着
特に大殿筋、腸腰筋、腰方形筋といった腰まわりの筋肉が硬くなったり、左右差があったりすると、スムーズに身体を前に倒すことができず、無理な力が腰に集中します。
④ 股関節の可動域の低下
本来、ズボンを履くときは腰ではなく股関節を曲げる動作が中心になります。しかし、股関節が硬くなるとその代わりに腰を過剰に使うようになり、結果的に腰痛を引き起こします。
◆東洋医学の視点から見る腰痛
東洋医学では、腰は「腎(じん)」の力が現れる場所とされています。腎の弱りは加齢や過労、冷えによって進行し、腰の痛みとして現れることがあります。また、下半身の“気血”の巡りが悪いと、筋肉や関節に必要な栄養が届かず、慢性的なこわばりや痛みが起きやすくなります。
また、ズボンを履くときに痛むという動作的な問題に対しても、経絡(気の流れ)を整えることで痛みの軽減が期待できます。たとえば、**腎兪(じんゆ)や委中(いちゅう)**といったツボを使った鍼灸治療も有効です。
◆整体・鍼灸でできること
当院では、以下のようなアプローチで対応します:
- 姿勢・骨盤の歪みチェックと調整
- 股関節や仙腸関節の可動域改善
- 筋膜リリースやトリガーポイント療法
- 東洋医学的アプローチ(鍼灸・ツボ刺激)
これにより、日常生活での動作がスムーズになり、「ズボンを履くのが怖い」というストレスから解放される方も多くいらっしゃいます。
【まとめ】
ズボンを履くときの腰の痛みは、たかが一瞬の痛み…ではありません。
それは「姿勢」「筋肉の使い方」「関節の柔軟性」など、日頃の身体の使い方が表に出たサイン。
そのままにしておくと、ぎっくり腰や坐骨神経痛、慢性腰痛に繋がることもあります。
「ズボンを履くのがつらい…」と感じたら、早めに身体のチェックを受けてみてくださいね。
整体や鍼灸は、薬に頼らない根本的なケアが可能です。
身体が変われば、動作も変わります。そして、日常がもっと楽に、快適になります。
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