夏の不調は“心”の疲れ?東洋医学で見る夏の過ごし方と対策

梅雨が明け、日差しが強くなると、本格的な夏がやってきます。夏はレジャーやイベントが盛りだくさんで、活動的な季節のように見えますが、体調を崩す方も少なくありません。実は、東洋医学では「夏」は“心(しん)”と深く関係している季節とされ、注意すべき身体のサインがいくつもあります。

東洋医学で見る「夏」の特徴とは?

東洋医学では、自然界と人体は密接につながっていると考えます。四季それぞれに対応する「五臓」があり、夏は「心(しん)」に対応します。この“心”は、現代医学でいう心臓だけでなく、精神や意識、睡眠にも深く関係しているとされます。

夏は陽気が最も強くなる季節。心が過剰に熱を帯びると、以下のような不調が現れやすくなります。

  • 不眠・寝つきが悪い
  • 動悸がする
  • イライラや不安感
  • 顔のほてり
  • 口の渇きや喉の渇き

これらは「心火(しんか)」と呼ばれる心の熱が高まっている状態。夏の強い陽気と相まって、心に熱がこもりやすくなるため、早めのケアが重要です。

“神門”のツボで、心の熱をやさしく鎮める

そこで活躍するのが、手首にある「神門(しんもん)」というツボです。

 

神門は、心経(しんけい)という経絡に属しており、心の働きを整える重要なポイント。場所は、小指側の手首のしわの上あたり、骨のくぼみにあります。指で軽く押すと、心地よい響きを感じる方もいるでしょう。

神門は、以下のような症状に効果的とされています:

  • 寝つきが悪い、不眠
  • イライラ、不安感
  • 緊張による動悸や息苦しさ
  • 自律神経の乱れによる不調

とくに、暑さで夜寝苦しくなるような日には、寝る前にこのツボをゆっくり3〜5回刺激するだけでも、心の熱がすっと落ち着いてリラックスしやすくなります。

夏は“無理をしない”がいちばんの養生

東洋医学では「夏は早起きして活動的に過ごすのがよい」とされる一方で、「陰(いん)を養う=クールダウンすること」も大切とされています。

おすすめの過ごし方:

  • 冷房に頼りすぎず、自然な風を取り入れる
  • 軽めの運動で汗をかき、熱を逃がす
  • 冷たいものの摂りすぎに注意(胃腸を冷やすと気が下がります)
  • 昼寝で心身を休める(15〜20分がベスト)
  • 夜はスマホを控え、間接照明で過ごす

「神門」のようなツボケアを日々のルーティンに加えることで、夏の疲れを深く残さない“体質作り”にもつながります。

まとめ

夏は楽しい季節である一方、心に熱がこもりやすいデリケートな時期でもあります。東洋医学の視点を取り入れると、日々のちょっとした不調の原因が見えてきます。

今年の夏は「神門」をやさしく押して、心身のバランスを整えてみませんか?

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