みなさまいつもお世話になっております鍼灸師の加納です。
前回は五臓のうち(腎)についてお話しましたので今回は(肝)についてご紹介いたします。
肝は自律神経などに大きく関与しており、ストレスなどにより肝を痛めます。イライラする時食欲が失せたり、呼吸器の異常なども、肺と脾との相剋関係により起こりうる症状です。
肝の作用
・疏泄作用…身体に気を巡らせる働きがあり、この作用により情緒を安定化させたり、消化吸収の手助けを行なったりします。ストレスや怒りなどにより肝が影響を受けると気の巡りが悪くなり、イライラや情緒不安定、胃の痛みや、めまい、頭痛などが発症します。
・蔵血作用…血を貯蔵して、血流をコントロールする作用で、精神の状態や運動量などに合わせて調節します。この作用が十分に機能しなくなると、肝を機能させる血がなくなっていき、肝の疏泄作用も機能しなくなります。
肝と他の部位と感情との関連
・爪…肝の蔵血機能が低下していると、この爪に反映されやすく、爪の血色が白く、薄くなって割れたりしやすくなります。
・筋…肝の機能が低下すると筋が硬くなったり引きつりやすくなり、運動機能が低下するなどといった症状が現れてきます。
・目…肝の状態は目にも良く表れてきます。肝の働きが向上しすぎると目の充血が起きやすくなり、逆に蔵血作用が低下するとドライアイや眼精疲労が起こります。デスクワークでパソコンなどを良く扱われている方はこの肝を消耗しやすく、これらの症状が出やすい傾向にあります。
・怒…肝と関係する感情は怒の感情です。過度な怒りは肝の疏泄作用が失調し頭痛や眩暈、胸脇部が張るなどの症状が現れてきます。

肝の為に取った方がいい食べ物
小豆、トマト、アボカド、ブルーベリー、イチゴ、玉ねぎ、にんにくの芽、にんじん、牡蛎、アサリ、ワインなどがあげられます。
肝を補うツボmpご紹介させて頂きます。
・太衝…足の拇指と第2指の骨の間を足の甲に向かってなぞって止まるところにあります。肝の原穴なのでよく使われています。
・三陰交…腎、肝、脾の三つの経絡が交わるところであり、うちくるぶしの丸い骨から指4本分上にあります。気が不足しているときや、生理痛などにも使われます。肝機能の回復にも期待できるので、ここもよくつかわれています。
以上の事から肝の機能が異常をきたすと、自律神経が失調したりイライラしたり、など多くの不調が現れてきます。時期的には春になると肝が痛みやすいので、上記の食べ物やツボなどを押して肝を養生しましょう!
この時期腰痛だけでなく冷えた風により肩こりなども起きやすいのでお困りの方がおられたらお気軽に当院へお問い合わせください。
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