皆さまいつもお世話になっております鍼灸師の加納です!
今患者様たちの中で肩を痛めて動かすのがきついという方が増えてきているので、今回は肩の症状で代表的な疾患の一つであるインピンジメント症候群についてご紹介させて頂きます!
このインピンジメント症候群は、よく腕御上げる動作や反復的な肩の使用によって悪化することが多く、肩の動きも制限される方もおられます。他にも原因としては、普段の姿勢の悪さ(猫背など)や肩回りの筋肉があまり使われてなく、筋力が低下している方にも発症するリスクが上がります。ローテーターカフという方の動きに関連する筋肉が炎症を起こし、疼痛や腫れなども出てくるので、日常生活に支障をきたす方も少なくありません。
インピンジメント症候群の一般的な治療法としてはまず安静にすることです。痛みがきつい内は無理に動かさず、安静に保つようにしましょう。そして安静時の時の痛みが落ち着いてきたら、運動療法も取り入れていきます。肩関節周りの筋力強化を図ることで安定性を向上させていきます。ストレッチも柔軟性をつけ可動域を広げるために取り入れていく必要があります。筋力強化は肩関節の周り以外にも姿勢改善のためインナーマッスルを強化し、肩の負担を減らすことも重要になります。あとはもし腱板が断裂しているなら、手術が必要なケースもあります。
当院のインピンジメント症候群の治療に対しては鍼灸治療も実施させていただいております。
炎症が急性期で疼痛がきつい時は肩回りの場所に鍼を打つだけでなく、腕の方にも経絡があるので、そこも刺激していき消炎、鎮痛効果を促進させていきます。
運動療法時にも鍼で筋肉の機能性を上げていくようにすることができます。肩を動かす筋肉にも頸椎から神経が通っていて、そこの神経の通りが悪くなっていると、いくら筋肉に施術してもまた硬くなってしまいます。なので頸椎にも鍼を打ってそこに通電させていく事で神経伝達が正常化されていくので、これにより筋肉の機能性を上げることが可能です。
インピンジメント症候群によく使われているツボもご紹介させて頂きます。
肩井:肩こりによく使われていますが、肩関節の症状にも使われます。場所は首の付け根の骨から肩先を結んだ線上にあります。妊婦さんの方は流産のリスクが上がるので、押さないようお願いいたします。
天宗:肩甲骨の真ん中の上にあるこのツボは肩関節を動かす筋肉の場所に当たります。自身で押すのは少し難しいので、テニスボールなどを地面に置いてそこの上に寝転がって天宗に当たるようにし、刺激していきます。
曲池:経絡治療でもよく使われる曲池は、肘のしわの外側の端っこにあります。安静時痛がきつい時は、そこに鍼を良く打ちます。
肩関節の症状がきつくなると服がスムーズに着れなくなるなど、いろいろと不便が生じますので、もしこの症状に悩まれている方がおられるなら、ぜひこちらの院でも診させていただけたらなと思います!